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The O.C. シーズン1 第1話 (出会い)

あらすじ

 

アメリカの南カリフォルニア、温暖な気候のオレンジ・カウンティ(o.c.)。兄の窃盗に巻き込まれる形で逮捕された不良少年ライアン。弁護士サンディ・コーエンは、ライアンの釈放後、偶然彼と遭遇する。ライアンの過酷な境遇に思う所があり、ニューポート・ビーチ(ハイクラスが住む高級住宅街)の豪邸で面倒を見ることを決意する。コーエン家の一人息子セスや隣の家に住む美少女マリッサと出会うなど…。


以下レビューとネタバレです。

ワーキングクラスが暮らす街、チノ地区。ここに二人の兄弟、ライアン・アトウッド(ベンジャミン・マッケンジー)と兄トレイがいた。兄は日銭を稼ぐ事を目的に自動車窃盗を試みるがライアンは気乗りしない様子。しぶしぶ兄を手助けするもあっけなくに警察に逮捕される。成人している兄は即刑務所送りになってしまう。弟のライアンは未成年で初犯の為、保護観察の処分となる。ボランティア的な立場で弁護を引き受けたサンディ・コーエンは、ライアンの人柄の良さや高校での成績の優秀さもあり、何かあったら連絡しろと電話番号を渡します。

*サンディ・コーエンが拘置所でライアンと出会うシーンですが、ライアンの大人は信じない的演技が秀逸。乱暴に反抗したり暴言を吐いたりと反抗期を演じるのではなく、目の鋭さだけで反抗期を表現するベンジャミンの演技の上手さが伺えます。サンディ・コーエンも良い役柄です。ただ弁護する事では無く、正義や子供を助けたいというボランティア精神に溢れていて、特にもならない国選弁護人で更には保釈後の不良少年に連絡先を教えるなんて、管理人はこの歳になっても自分の事ばかり。それを考えると大人の余裕があるサンディ・コーエンという役柄に憧れが突きません。まあ。所詮ドラマの偶像ですけどね。

自宅へ帰る事になったライアン。自宅では、シャブ中でアル中の義理父(愛人?)のAJが待っていて、ライアンの境遇の酷さが伺えます。母親には「出て行け!」、義理父には殴られと散々な思いをするライアン。こんな家庭環境では自動車パクル兄貴の気持ちも分からないでもないです。ライアン「こんな所に居たくねーぜ」と家を出ます。街頭の公衆電話に張り付いて友達に今夜の寝床をお願いするも、まったくダメな様子。

*街頭に行き交う車の中、へたり込むライアンのシーンは本当に今見ても目が潤みます。少年時代にそういう孤独やどうしようも無い気持ちって味わいませんでした?それを演じるベンジャミンの演技って今考えると本当に輝いていましたね。

当てがはずれてしまったライアン。今晩の寝床すら見つからない矢沢永吉状態です。ふと、ポケットをまさぐると、サンディ・コーエンの名刺が。「大人なんか信じないぜ!」の不良には苦渋の決断で電話します。
高級外車に乗ってチョイ悪オヤジのサンディーが登場します。ライアンは少し不満そう。サンディーは児童相談所が開かれる、月曜日まで居候させる為にオレンジカウンティ(高級住宅地 セレブ街)の自宅へ連れて帰ります。
*チノ地区からオレンジカウンティーに移動しているシーンはオープニングにも使われています。家には帰れないし、児童相談所に行った後の事、将来の不安や怒りをベンジャミンが表情だけで表現する本当に名演技です。

サンディに「準備がある」と言われ自宅前で待機をしているライアン。自宅も豪邸なら隣も豪邸で、ちょっとムカツキます。そこでヒロインのマリッサ・クーパー(ミーシャ・バートン)が登場。彼氏のルーク・ワード(クリス・カーマック)が高級RV車で迎えにきてくれるのを門前で待っている様子。自宅に招かれたライアンはコーエン家一子のセス・コーエン(アダム・ブロディ)を紹介される。漫画オタクのセスは不良少年丸出しのライアンに興味深深の様子。一方で妻のキルスティン・コーエン(ケリー・ローワン)は旦那のサンディの志の高さを理解しつつもお冠です。
*ヒロインのマリッサはこの時凄い美人ではないが、だからこそ、オッサンには初恋のその人を連想させる。長いストレートの髪、薄い化粧、何を考えているのか、話しかけるのも躊躇う感じの雰囲気をかもし出している。当時10代だった彼女が光り輝いていた時だったように思う。
不良少年を自宅に連れ帰るなんて、離婚経験がある管理人からすれば、妻キルスティンの怒りはもっとも。だけれど、それを承知で自分の意思を貫くサンディーには憧れ意外の何も浮かばない。これが日本の家庭に当てはめると妻が一応理解はしてくれるが、その事を何十年とネチネチ怒られるパターンとチリも積もれば離婚です、いずれかだと思う(あくまで管理人の経験上です。きっと皆様の彼女、奥様はご理解あるんでしょう)

なんやかんやで無事に翌日を迎えたライアン。ヒロインのマリッサたちやセレブ女子が集まるチャリティーのファッションショーへコーエン家の面々と行くことに。マリッサの親友で、セスが恋心を抱く幼馴染、サマー・ロバーツ(レイチェル・ビルソン)は不良少年のライアンに興味津々。「チャリティーショーの打ち上げ来ない?」と甘いデートの誘い。コーエン家の息子セスはオタクの為、友達からは疎まれていたが、恋心を抱くサマーに会いたくて一緒に参加を決意。
豪華なパーティーに戸惑うラインア、ここでもオタクと疎まれるセス。それでもパーティーを楽しもうとしていたラインアンだったが、ヒロインのマリッサの彼氏ルーク・ワード(クリス・カーマック)はチノ出身のライアンを気に入らない様子。パーティの楽しい雰囲気の中、ついにライアンとセスは彼氏のルーク達、水球部のメンバーとビーチで喧嘩に。ここでラインアンを殴ったルークがキメ台詞「これがO.C.だ!(貧乏人のチノ野郎)」。
酔いつぶれたセスとコーエン家に帰ったライアン。不良少年の定番、一息ついたらタバコ一服でしょ?とばかりに門前に出たライアン。するとセスの意中の人サマーと友達が、酔っ払って意識がない隣人マリッサを面倒臭くなり門前に置き去りに。泥酔している彼女を不安に思ったライアンは、自分が寝泊りするコーエン家のプール脇に設置されたプールハウスに寝かせ、自分はソファーで寝ます。
殴られ、酔っ払いのセスの面倒、隣人のマリッサの泥酔の対処など散々だったラインアにも朝日は昇ります。しかし、苦労は続きます。母親のキルスティンは酔って喧嘩したセスを見て、チノの不良少年、ライアンが来たせいだと激怒。
*こういう時の母親って本当に震える程怖いですよね。子供を守る為には鬼にもなるって感じです。

可愛そうなライアンは豪邸のコーエン家に居られなくなり、チノ地区の自宅に戻る。しかし、更なる悲劇が。自宅には、家財道具一式はすべてなく母親が書いた置手紙書置きがあるだけ。とうとう母親にも見捨てられた高校生のライアン。どうにもならなくなったライアンは再びサンディーを頼り、コーエン家へと帰るのだった。

 

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